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コラム

葬儀マナーコラム vol.2

2017/11/03コラム

須高安楽院で館長をさせていただいております、花島 淳と申します。

ちょっとした豆知識が少しでもお役に立てば、という事でペンを執りました

というより《今ではキーボードを叩く》が正解でしょうか?

 

今回は「熨斗(のし)袋」について少しお話します。

一般的にのし袋といえば、種類に関係無く意味が通ってしまいますが、正確には

金封(きんぷう)といいます。【金銭を贈る時に金銭を納める封筒、または折り紙】

祝儀袋、不祝儀袋、熨斗袋、香典袋、慶弔袋などとも呼ばれます。

 

金封には水引が付き物で、水引の色の事でたまに質問を受けます。

古くから日本では、祀り事には格式の高さが関係し、冠婚葬祭の中では婚礼が最も格式が

高く、弔事が最も低いといわれています。

水引の色もこの考え方が起源であり、色合いは左から

金 ・ 銀 ・ 紫 ・ 赤 ・ 藍 ・ 黄 ・ 黒

の順に格式が高いです。

 

長野・北信地方で平均的な考えは、通夜~葬儀~忌中までは「黒」で、四十九日(忌明け)

から「黄」が一般的です。喪家に「赤白」は常識的に渡すことは無いと思われそうですが、

まれに通夜で赤白の水引で〈お見舞い〉の表書きの金封を目にすることがあります。

生前入院中にお見舞いに行けなかった事への気持ちの表れで、地域の慣習です。

(調べてみると全国的に珍しく、長野独特みたいです)

ちなみに葬儀の時にお寺さまへ渡す金封は「双銀」の水引です。

※金封は「袋」「熨斗」「水引」で成り立ちますが、お寺へ渡す金封に「熨斗」は付けません、

不祝儀袋全般に「熨斗」は付かない場合が多く、購入の際に注意してみて下さい

 

他にも神式、キリスト教、無宗派での金封、表書きの方法、地域の慣習、作法など

ここに書ききれない事柄がたくさんあります。

 

習慣の意味を知り、考えることは大切ですが、最も大切なのは、その方を思って

お悔やみの気持ちからお供えすることだと思います。

葬儀マナーコラム vol.1

2017/11/03コラム

はじめまして、中央安楽院の館長をしています小林 登と申します。

 

 

今回は初回なのでマナーとして、会葬時のお焼香は何回すればいいのを挙げてみます。

 

良く見る光景として、多くの方は前の方が何回お焼香をしたか前へならえで行っていませんか?

 

ご焼香は、お仏前に芳香を捧げることによって、深くうやまいつつしむ心を捧げるという意味があります。

また、香りで邪気を祓(はら)い、心身を清める意味もあります。

ご焼香にはこんな言い伝えが残っております。お釈迦様の弟子で、兄弟の高僧が故郷にお堂を建て、

お釈迦様を迎えようと敬慕(けいぼ)する気持ちを込めて香を焚いたところ、その煙はお釈迦様のもとへ

天蓋(きぬがさ)となって届き、二人の供養する心に悟られたお釈迦様はすぐにお堂に出向き、

説法をされたそうです。二人のように心を込めて念じながら香を焚けば、お釈迦様は姿をあらわし、

ありがたい法を説かれ、安心(あんじん)を得ることができるという信仰(しんこう)が生まれたということです。

あくまでも故人の冥福を心を込めて祈る気持ちが大切です。

宗派による違いにこだわる必要はないと思いますが、なお焼香の作法は、喪家の宗旨宗派に合わせるの

ではなく、ご自分の宗旨宗派でおこなうのが本来と言われています。

 

※天蓋(てんがい)・・・・・仏像や住職が座っている上につるされる笠状の仏具。日傘

 

では、実際に宗派によって回数・方法が違いますので見てみましょう。

 

  • 浄土宗・・・・・方法 : 額(頭)におしいただく ・ 回数 : 1回又は2回(どちらでも良い)※3回でも可
  • 浄土真宗(西)・・・・・方法 : 額等におしいただかない(そのまま香炉へ) ・ 回数 : 1回
  • 浄土真宗(東)・・・・・方法 : 額等におしいただかない(そのまま香炉へ) ・ 回数 : 2回
  • 曹洞宗・・・・・方法 : 1回目は額(頭)におしいただく・2回目はそのまま香炉へ ・ 回数 : 2回
  • 真言宗・・・・・方法 : 額(頭)におしいただく ・ 回数 : 3回
  • 日蓮宗・・・・・方法 : 額(頭)におしいただく ・ 回数 : 1回又は3回(どちらでも良い)※3回でも可
  • 日蓮正宗・・・・・方法 : 額(頭)におしいただく ・ 回数 : 3回
  • 天台宗・・・・・回数 : 1回又は3回 特にこだわりなし
  • 臨済宗・・・・・回数 : 1回

※上記回数等は場所(地域)によって若干異なる事が有ります。

 

豆知識として、よくお焼香は現在(亡くなった故人)・過去(ご先祖様)・未来(自分自身)にと言う意味が

有るとも聞いた事もあります。 ※1回の宗派が多いのは故人に気持ちを伝えると言う意味から

 

上記の様に様々な回数のお焼香の方法がありますが、気持ちを込めて1回のお焼香も良いと思います。

前にならえでは無く、故人に対して御礼(感謝)を伝えるのが一番だと思います。

 

皆様、お楽しみに!!!

中央安楽院館長 小林 登でした。