【終活ブログ】善光寺御開帳が始まります
善光寺御開帳が始まります
古くから「遠くとも一度は詣れ」と言われる長野市のランドマーク善光寺。
日本最古の仏像といわれる一光三尊阿弥陀如来を御本尊とし、創建以来約1400年の歴史を持つ民衆の心の拠り所です。
今年は待望の「善光寺前立本尊御開帳」が開催。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、昨年の春の開催予定を延期していましたが、いよいよ令和4年の4月から幕を開けます。
今回は密を避け安全にご参拝いただくため、6月29日(水)まで期間を1カ月延長しての開催です。
善光寺御開帳とは
数え年で七年に一度、絶対秘仏である御本尊の御身代わり「前立本尊」を本堂にお迎えして行う一大行事です。
期間中は「前立本尊」の右手の中指をと「回向柱」を善の綱で結んであり、参拝客が回向柱に触れることで功徳が得られるといわれています。
与えられた命に感謝し、仏様とのご縁を結ぶこと。これも「終活」のひとつと言えるでしょう。
お薦めは御印文頂戴
落語『お血脈』で有名な善光寺の「御印文」。
本来は毎年1月に本堂内で行われる行事ですが、御開帳期間中も御印文を押し当てて頂けるようです。
御本尊のご分身の宝印「御印文」。それをお坊さんが頭の上に押し当ててくださる儀式が「御印文頂戴」です。
「極楽往生できる」と言われているこの行事。終活のひとつとしてトライしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、善光寺の宝印とは直径は10cm、重さ一判当たり約1kgの牛王宝印(ごおうほういん)、牛王噞印(ごおうけんいん)、往生決定(おうじょうけつじょう)の三判があります。
この印を布でくるみ頭に押し当てて頂く事が御印文頂戴なのです。
落語「お血脈」
有名な落語『お血脈(けちみゃく)』の中で御印文の効果に触れています。
ざっとあらすじです。
最近、地獄へ堕ちてくる人が減って不思議に思った閻魔大王。善光寺の御印文のせいだと知りました。
そこで地獄に堕ちていた大泥棒の石川五右衛門に「御印文」を盗ませます。
首尾よく御印文を盗みだした五右衛門。
そのご印文を持って見えを切り、額に押し当てました。
その途端、五右衛門は極楽に行ってしまった
・・・という笑い話しです。
このようなスーパーアイテムのご利益を得られるのが善光寺御開帳。
ご近所の方も、遠方の方も、これを機会にぜひ足をお運びください。
※新型コロナウィルスの拡大で、長野地域に緊急事態宣言または、まん延防止等重点措置が出された場合、御印文頂戴は停止となります。あらかじめご了承ください。
こちらもご確認ください。
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善光寺から車で約7分のうるおい館。参拝のあとは天然温泉でお寛ぎくださいね。
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https://uruoikan.com/news/gokaicho_20/
※写真提供:善光寺事務局