【終活ブログ】お焼香について-②

お焼香のやり方と宗教ごとの作法

今回は「お焼香その2」です。

 

先月はお焼香の基本情報、仏式でのマナーなどをお伝えしました。今回は、お玉串、献花についてご説明します。

 

関連記事:お焼香についてその1

 

 

神式のお焼香の方方:玉串奉奠

神式で仏式の焼香にあたるのが「玉串奉奠(ほうてん)」です。お焼香は以下の流れとなります。

 

玉串奉奠の手順

①神官に一礼し、玉串を受け取る。右手は枝を上から、左手は葉先を下から持つ。

 

②玉串案(台)の前まで進み、一礼する。

 

③根本が手前になるように、時計回りに90度回す。

 

④左右の手を持ち替える。

 

⑤時計回りで根元を祭壇に向け、玉串案(台)に捧げる。

 

⑥数歩引いて、深く二礼する。

 

⑦2回忍び手(※)を打ち、深く一礼する。

神官と遺族に礼をして終える。

※忍び手とは音をたてないで打ち合わす拍手のこと

 

 

キリスト教の献花の方法

キリスト教で仏式のお焼香にあたるのが「献花」です。

 

献花の作法はカトリックでもプロテスタントでも同じです。一般的に、白百合、菊、カーネーションなど、白い色の花が使われます。

 

またカトリックでは、献花ではなくお焼香の場合もあります。

 

 

①花が右側に向くように、両手で受け取る。

 

 

②遺影に向かって一礼する。

 

 

③根元が祭壇側に向くように、献花台に花を置く。

 

 

④深く一礼する。

※信者の方は十字を切る聖職者(神父・牧師)や遺族に一礼して終える。

 

宗教によってパターンは違いますが、故人に対してしっかり心を込めることは同じですね。

 

訃報があった場合は今回の内容を参考にしていただきご葬儀に参列ください。

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