葬儀後の手続きと流れ 葬儀後当時や1周忌まで安楽院がサポート
ご親族がお亡くなりなり落ち着く暇もなく、葬儀が終わるとふと「このあとどうしたらよいのだろう」と考えることがあると思います。
精神的な部分もありますが、今回はスケジュールに沿って葬儀後の流れについて詳しく解説していきます。
葬儀後の当日の流れ
葬儀が終わった直後は、安堵とともに深い疲労を感じる方も多いですが、まだいくつか大切な流れがあります。
葬儀当日の締めくくりとして行う「お斎」や、故人を偲ぶための「後飾り段」の準備は、次の生活に向けて気持ちを整える意味でも重要です。
まず、葬儀当日の具体的な流れと、その中で心がけたいことをわかりやすく解説します。
葬儀後、お斎を行う
葬儀や火葬が終わったあとに行われるのが「お斎(おとき)」と呼ばれる食事です。
これは単なる会食ではなく、故人を偲び、共に見送った人々の心を慰める大切な時間です。
地域や宗派によっては「精進落とし」とも呼ばれますが、近年では形式よりも会話を重視する形に変化してきています。
お斎は、喪主を中心に親族や親しい知人が集まり、故人の思い出を語り合いながら静かに食事をいただきます。
料理は精進料理を中心とする場合が多いですが、最近では仕出し料理やレストラン形式での開催も増えています。
重要なのは、形式にとらわれず、故人を想う気持ちを共有する場にすることです。
また、安楽院では、お斎の手配や会場の準備を一括してサポートできます。
葬儀当日は移動や手続きで忙しくなるため、事前に料理の内容や人数を相談しておくと、当日の流れがスムーズになります。
もし高齢のご親族が多い場合には、会場までの移動負担を考慮し、式場近くでお斎を行うのが理想的です。
後飾り段の準備を行う
葬儀が終わったあとは、自宅や安置場所に「後飾り段(あとかざりだん)」を設けます。
これは、四十九日までの間、故人の魂を静かに見守るための祭壇です。
葬儀が終わってすぐに何もない状態にすると、寂しさが募るご遺族も多いため、この後飾り段が心のよりどころとなります。
後飾り段には、葬儀で使った位牌や遺影、骨壺、供花を飾り、線香やお供え物を日々絶やさないようにします。
地域によっては白木位牌を置き、四十九日法要で本位牌に替えるのが一般的です。
祭壇の場所は、日常生活の妨げにならず、かつ静かに手を合わせられる位置が望ましいでしょう。
リビングの一角や仏間など、家族が自然に目にする場所に設けると良いとされています。
安楽院では、後飾り段の設置や必要な仏具の手配もサポートしています。
特に初めて葬儀を経験される方にとっては、何を用意すれば良いのか戸惑うこともあるため、専門スタッフが自宅の間取りや宗派に合わせて最適な設置方法をご案内します。
後飾り段の準備を通じて、ご遺族が少しずつ日常を取り戻していくことが大切です。
このように、葬儀後の当日はまだ多くの大切な流れがあります。
お斎や後飾り段の準備は、故人を見送る儀式の延長線上にあり、残された人々が心を整えるための重要な時間でもあります。
焦らず、丁寧に、そして故人への想いを込めて進めることが、穏やかな供養へとつながっていきます。
葬儀後から一周忌までの流れ
葬儀が終わった後は、深い悲しみの中でも次々とやるべきことが訪れます。
行政手続きや相続の準備、香典返し、法要など、時期ごとに対応が必要です。
気持ちの整理をつける前に慌ただしく進むため、不安を感じる方も多いですが、ひとつひとつの流れには意味があります。
次に、長期的な葬儀後から一周忌までに行う主な手続きや供養の流れを、順を追って詳しく解説します。
各種行政手続き
葬儀が終わると、まず行うのが行政や金融機関での手続きです。
年金受給者が亡くなった場合は、年金事務所で「年金受給停止届」を提出する必要があります。
また、健康保険証の返却や高額療養費の精算なども早めに行いましょう。
銀行口座は死亡届の提出後に凍結されるため、公共料金や家賃などの自動引き落としがある場合は、早めに代替口座を準備しておくことが重要です。
保険会社への連絡も忘れずに行います。
生命保険金の請求は、契約内容によって期限が異なりますが、通常は3年以内の申請が必要です。
なお、行政や金融の手続きは多岐にわたるため、安楽院では提携する専門家によるサポートも可能です。
手続きを滞らせないよう、書類を一式まとめて整理しておくと後の負担が軽くなります。
相続関係の手続き
続いて行うのが相続に関する準備です。
相続人を確定し、遺言書の有無を確認することから始めます。
遺言書が公正証書で残されていればスムーズですが、自筆遺言の場合は家庭裁判所での検認手続きが必要です。
遺産の内容(預貯金・不動産・証券など)を正確に把握することが円満な相続の第一歩です。
相続税の申告期限は「相続開始を知った日の翌日から10か月以内」とされています。
特に不動産の名義変更や預金の解約には相続人全員の同意が必要なため、早めに話し合いを進めましょう。
安楽院では、ご希望に応じて税理士や司法書士の紹介も行っており、法的な面からも遺族の負担を軽減する支援体制を整えています。
香典返し準備
葬儀に参列してくださった方への感謝の気持ちを形にするのが香典返しです。
まずは、香典帳をもとにいただいた金額や氏名を整理し、誰にどの品をお返しするかをリスト化します。
四十九日法要の前後に送るのが一般的で、品物はお茶やお菓子、日用品など、日常的に使える実用的なものを選ぶ傾向が増えています。
安楽院では、香典返しのカタログや発送代行の手配も可能です。
地域によっては「半返し」が目安とされますが、近年では金額よりも心のこもった対応を重視する方も多くなっています。
短期間で多くの手配を行う必要があるため、法要の日時が決まった段階で早めに準備を進めておくことをおすすめします。
四十九日法要・納骨式
葬儀後の大きな節目が四十九日法要です。
故人の魂がこの世を離れ、成仏するとされる大切な日であり、遺族が一区切りを迎える大切な供養の機会です。
この日に合わせて納骨式を行うことも多く、墓地や納骨堂の準備を並行して進めます。
法要は僧侶を招き、読経や焼香の後に会食を行うのが一般的です。
安楽院では、会場準備や僧侶の手配、返礼品の準備など、すべてを一括でサポートしています。
自宅での法要や少人数の会食にも柔軟に対応できるため、忙しいご遺族でも安心して任せられます。
香典返し送付
四十九日法要を終えたら、香典返しを発送します。
法要後1〜2週間以内が目安で、挨拶状には「無事に法要を終えた旨とお礼の言葉」を添えると丁寧です。
安楽院では文面テンプレートの提供や発送代行も行っており、時間的にも精神的にもご遺族の負担を軽減できるようサポートしています。
初盆(新盆)の準備
故人が亡くなって初めて迎えるお盆を初盆(新盆)と呼びます。
四十九日以降に初めて迎えるお盆のことで、白提灯を飾り、僧侶を招いて供養します。
自宅に盆棚を設ける場合や、寺院で合同供養を行う場合もあります。地域や宗派によってしきたりが異なるため、早めに確認して準備を進めることが大切です。
喪中はがき送付
年末を迎える時期に喪中である場合は、年賀状の代わりに喪中はがきを送ります。
一般的には11月中旬から12月初旬に投函し、故人との関係や亡くなった時期を簡潔に伝えます。
テンプレートをそのまま使うよりも、一言手書きで感謝を添えることで、より温かみのある印象になります。
命日から1年後 一周忌法要
最後に迎えるのが一周忌法要です。
命日を基準に行い、親族や親しい友人を招いて供養します。
四十九日法要と同様、読経・焼香・会食の流れが一般的ですが、一年という節目に改めて故人を偲び、心の整理をつける大切な機会となります。
安楽院では、一周忌の案内状作成から法要会場の手配、返礼品準備までトータルで支援しています。
葬儀後もご遺族に寄り添い、各段階での不安や負担を減らすことが、私たちの使命です。
葬儀後の手続きなどに困ったら安楽院がサポート致します。
安楽院では、葬儀が終わった後の「法要」「手続き」「心のケア」まで一貫して支援しています。
葬儀が終わると一区切りのように感じますが、実際には多くの方が「これから何をすればよいのか分からない」「誰に相談すればよいか不安」という悩みを抱えています。
そんな時こそ、安楽院のアフターサポートが力になります。
例えば、四十九日法要や一周忌、また、葬儀後の行政手続きや相続関係のご相談も多く寄せられます
さらに、香典返しや喪中はがきなどのご準備や新盆の対応についてもご相談にのらせていただきます。
精神的な面での支えも、私たちが大切にしている部分です。
大切な人を失った後、日々の暮らしに戻るには時間がかかります。
安楽院では、故人を偲ぶ機会を大切にしながら、遺族が少しずつ日常を取り戻せるように寄り添います。
定期的な法要の案内やお盆・お彼岸の供養のご案内など、葬儀が終わってからも「つながり」を感じられるサポートを行っています。
また、最近では「デジタル遺品」や「終活サポート」へのご相談も増えています。
スマートフォンやパソコンに残るデータの整理、SNSアカウントの対応など、現代ならではの課題にも対応しています。
安楽院ではこれらの問題にも柔軟に対応し、信頼できる専門業者との連携を通じて、ご遺族の不安を最小限に抑える取り組みを行っています。
安楽院のサポートは、単なる葬儀サービスの延長ではありません。
ご遺族が「やるべきこと」を確実に進めながら、「心の整理」も同時にできるように伴走することが私たちの役割です。
どんな些細なことでも相談しやすいよう、専任スタッフが電話や対面で丁寧に対応いたします。
「こんなことを聞いてもいいのだろうか」と遠慮せずに、まずはご相談ください。
安楽院は、地域に根差した葬儀社として、多くのご家庭の「その後の流れ」も支えてきました。
葬儀後の不安を少しでも減らし、心穏やかに過ごしていただくために、私たちはいつでも寄り添い、サポートを惜しみません。
困ったときには、どうぞ安心して安楽院にご相談ください。
葬儀後の手続きと流れ 葬儀後当時や1周忌まで安楽院がサポートのまとめ
葬儀後の流れは、故人を偲びながらも現実的な手続きを一つずつ進めていく大切な時間です。
行政や相続の対応、法要や香典返しの準備など、やるべきことは多岐にわたりますが、それぞれに意味があり、心を整理していく過程でもあります。
安楽院では、葬儀の後もご遺族の不安に寄り添い、専門家やスタッフが一貫してサポートいたします。
故人への想いを大切にしながら、安心して次の一歩を踏み出せるよう、安楽院がしっかりとお手伝いします。
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