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【終活ブログ】お彼岸~悟りの世界のトビラを開ける~

投稿日:2022/03/12コラム

うやく、ようやく、春が来ます。今年はなぜこんなに春が待ち遠しいのでしょう?

 

ひとつはラニーニャ現象。

西太平洋地域で海水温が上昇すると、日本では夏は暑くなり冬は寒くなるという訳で今冬は長く寒い日が続き、雪掻きで足腰を痛めた人も多くいらっしゃると思います。

 

もう一つはコロナウィルス。

このウィルスも冬に流行するので、世界中に蔓延しているオミクロンは変異株が発生してしまい、今日現在、日本はまだ第6波から抜けきれないでいます。

 

しかし明けない冬はない!明けないコロナもない!

 

 

 

さて皆さんは、どんなことで春を感じますか?

食べ物? 花? 風景?

ふきのとう、タラの芽、春ガツオ、雛祭りの桜餅、タケノコ汁。わたくしはもっぱら食べ物ばかりです。

花と言えば福寿草、梅、そして桜。象徴的なのは桜前線ですが、信州においては桜の咲く前に春のお彼岸が先にやってきます。

 

 

 

そこで今回のテーマは“お彼岸~悟りの世界のトビラを開ける”です。

お正月やクリスマスのように、お彼岸が待ち遠しいという方はあまり聞いたことがありませんが、国民の祝日にもなっていますので、仏教行事の中ではお盆の次に知られています。

皆さんもお団子を召し上がったり、お墓参りをした経験はあるのではないでしょうか。そして今年は春も秋も3連休がらみになるのですよ。良かったですね!(^^)!

 

 

実はこのお彼岸。「終活」とふか~い関わりがあります。

突然ですが、ここで『お彼岸もの知りクイズ』です。

 

Q.①:お彼岸は何日間あるでしょう?

 

Q.②:お彼岸の中日の祝日をなんの日と言う?

 

Q.③:お彼岸に食べるあんこでくるんだ餅をなんと言う?

 

Q.④:お彼岸はいつから始まった?

 

Q.⑤:彼岸の対義語は?

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

③までは、ほくそ笑みながら答えた方も多いと思います。

④⑤をお答えの方はお彼岸マイスターに認定いたします!

 

 

 

答え合わせです。

 

①期間は春7日、秋も7日なので計14日間です。

 

②そうですね、それぞれ春分の日、秋分の日です。

なぜ年に2回あるのでしょう?この両日は太陽が真東から上り真西に沈むのだそうです。

そして昼と夜の長さも一緒です。仏教の西方浄土という考え方からこの日になったようです。

 

③おはぎと答えた方、ぼたもちと答えた方、どちらも正解です!ですが、厳密にいえば春に咲く花「牡丹餅」秋に咲く花「お萩」。

 

ここまでお答えの方はお彼岸上級者試験合格です。!(^^)!

 

④は806年。なんと平安時代に始まりました。

 

⑤彼岸を訓読みすると彼の岸(かのきし~彼方の岸の意)その対義語なので

かのきしに対してこのきし(此の岸)彼岸⇔此岸(しがん)が正解です。

 

川を挟んで向こう側が彼岸(仏の世界=悟りの世界)。

こちら側が此岸(俗世間・煩悩の世界)なのであります。下図をご覧ください。

 

 

※わたくし共の家族葬ホール「SHION(しおん)」は紫苑(しおん)と言うお花が由来であり、その花言葉は「追憶。はるか彼方のひとを思う」とあります。

つまり彼岸、ご浄土に行かれた仏様のことを思うという意味が込められています。

下の写真は「SIHON大豆島」です。

https://anrakuin.net/branch/s_mamejima/

 

 

 

ここで三途の川が出てきました。

 

わたし達は単純にあの世とこの世で理解していましたが、実際の意味は上記のような深い意味があるのです。

 

わたし達は・・いえ失礼しました。わたしと、わたしと同様の方々は、百八つの煩悩を抱えて生きているので、悟りの世界である彼岸へは簡単には行けません。

 

三途の川をいつまでも泳いでいてあちらの岸に上がれないのであります。

 

 

 

 

じゃあどうすればいいの?

 

この世で煩悩を少しでも捨て去るしかないのです。特に三大煩悩と言われる「欲・怒り・愚痴」です。年を重ねていけば出来なくもないと思うのですが・・・。

 

ただ煩悩が全て「悪」という訳ではなく、欲求もほどほどであれば自己成長にも繋がるのですが、度が過ぎると自分をコントロールできなくなり、人を傷つけたりするのです。

 

それはある北方の独裁者でもあり、翻ってわたくし自身の物欲です。確かにお金がたくさんあっても幸せになれないんじゃないか?という事が分かり始めてきました。まさに「過ぎたるは及ばざるごとし」ですね。

 

他人ごとではなく強い自戒をもって暮らしたいと思います。

 

 

 

実はこのお彼岸の7日間と言うのは本来修行の期間らしいのです。

 

心穏やかに祖先を思い、粗食をしながら数々の煩悩を捨て去る修行です。

 

捨て去る、つまり断捨離。という意味では終活の第一歩に繋がっていくのです。

 

物欲で集めたものや想い出の品々。本人にとっては大事なものでも家族や他者には残されても処分に困るものばかりだと思います。

 

だから今のうちに処分をするか必要な方々にお分けするのが一番でしょう。わたくしも少しずつその活動が出来ています。

 

先日、新しい健康保険証(カード)が来て臓器提供欄に記入し家族のサインも貰いました。お世話になったこの身体を少しでも良い状態で使っていただく為にも、日頃の節制に励んでいきたいと思います。

 

 

ここで推薦図書一冊とメッセージ

☆養老孟司の「死の壁」タイトルは生々しいのですが非常に分かり易い本です。

☆「メルケル(前ドイツ首相)さんのコロナ演説」とインターネットに入力して開いて読んでみて下さい。心が洗われる思いがします。

 

最後にお知らせです。

最後にわたくし事ですが、墓じまいを検討しています。実家が遠く管理もままならず、両親のお骨を長野に移す予定です。お盆やお彼岸に近くで墓参り出来る方が羨ましいのです。

 

弊グループではお墓の傷みや汚れが気になる方に「墓石クリーニング」を始めます。

ただ洗浄するだけでなくコーテイング塗料を使った本格的なクリーニングです。結構きれいになります。

 

5月下旬に発行されるブライト信州の会報誌「だんらん」に、詳細のお知らせが同封されます。ぜひご覧ください。

 

 

 

 

お彼岸の頃は季節の変わり目です。

彼岸そば、彼岸うどんを食べる地域があるそうな。

 

 

皆様も消化の良いものを召し上がり、特に今年も風邪をひかぬよう充分にお身体ご自愛いただきたいと思います。

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