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【終活ブログ】お布施はいくら?

投稿日:2022/04/30コラム

ようやく来た春ですが・・・コロナの終息が見えて来ません。

第6波が終わらないのか第7波なのか判らない状態。しかし日本も世界もウィズコロナに舵を切り始めています。

最善の注意をしても罹患したら致しかたないのです。

ぼやいていても気が滅入るばかりなので、近いところで花々を見、川のせせらぎや、鳥の声ぐらいは聞きに外へ出ようと思う今日この頃です。そう、タラの芽の天ぷらが食べたい・・・

 

 

 

 

 

さて今回は誰もが悩む『お布施』についてお話させていただきます。

喪主の経験ある方はご苦労と冷や汗の記憶が甦るのではないでしょうか?

わたくし自身もその経験者です。

「菩提寺は○○寺ですがお布施はおいくらにすればいいでしょうか?」

この質問にズバリ!と答えられる葬儀社がいたら危険です。

三つ巴(寺院、檀家、葬儀社)でトラブルを抱えることになるでしょう。大変デリケートな問題だからです。

 

 

わたくし共へ葬儀相談にいらっしゃる方々は、葬儀の形態、流れ、挨拶のひな形、葬儀代金などをお話いたしますと「事前相談に来て良かった!」と仰っていただきますが、寺院への謝礼となる「お布施」については明確な回答が出来ないのでモヤモヤが残ってしまうようです。

そこを何とか少しでもお役に立てていただきたいという思いから、今回のこのコラムではもっと具体的な目安となるお話をさせていただきたいと思います。

 

 

 

 

そもそも論「お布施」とは

現在ではお坊さんに渡す謝礼のお金!ですが以前は反物、お米などを渡していた時代もあったようです。

「お布施」の本来の意味は悟りを得るために仏教徒が行う修行のことで「自分の持ち物を無条件で人に施す」という意味があるそうです。その無条件で施すものとは

①教えを惜しみなく人々に施す「法施(ほうせ)」

②人々が苦しむとき相談に乗り導く「無畏施(むいせ)」

③お金や品物を分け与える「財施(ざいせ)」

以上の3施。

現在に残るお布施はお経や戒名を付けて頂いた対価と言うより、「財施」と言う考え方の原点があるのです。

だから「お気持ちだけで」とお答えになるご寺院もいらっしゃるわけです。従ってお布施は寺院の運営、維持管理の為の「財施」だと思っていただければよいと思います。

 

 

 

 

 

ここから本題です

ネット葬儀仲介業者大手の調査をご参照ください。図.1は2019年中部地方のお布施の平均額です。

 

図. 1中部地方のお布施の平均金額・相場(n=195件)

 

 

※上記データは安心葬儀HPより引用

https://ansinsougi.jp/p-215

 

この記事によると、中部地方の平均額は414,128円。中央値は300,000円。

全国相場より3万円程高くなっています。

※中部地方~新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県

 

 

 

いかがでしょう。いささか軽度(重度?)の衝撃でしたでしょうか?

5万以下や、100万以上は特殊な事情と考えていただいても結構ですので、通常ご葬儀(家族葬、一般葬に限らず)のお布施は20万から100万の間だと思っていただければ間違いないのですが、これではあまり参考にならないですね。

 

 

 

★注目すべき中央値の30万円

まさしくこの数字が、わたくし共で長年携わった葬儀の経験からお布施の起点額と言ってよいと思います。ここを起点として上下します。

グラフのように20万以上から100万以上までを80%も占めており、20万未満では20%しかありませんので現実は30万~50万の間が近似値です。

 

 

いかがでしょう。お布施はこれくらいご用意(覚悟)しておけば卒倒しないで済むかもしれません。

しかし実際に30万以下のケースも勿論ありますし、60万お包みされた方もいらっしゃいます。さあ、また心配になってきました!

 

※金額はお布施の総額です。最近は1枚のお布施用のし袋に総額をお包みするケースが多くなりましたが、寺院、地域によっては戒名料、読経料など別々にお渡しする場合もあります。

 

 

★戒名料について

そもそも戒名とは故人が極楽浄土へ行き、仏弟子(ぶつでし)になった証として授かる名前のことです。

浄土真宗では「法名(ほうみょう)」日蓮宗では「法号(ほうごう)」と呼びます。

一般的に戒名は菩提寺に依頼をして授かり、位牌や墓石に記します。

 

皆さんはご自分の菩提寺の宗派がお判りでしょうか?

戒名料については、仏教各宗派、戒名の文字内容(院、殿、居士、信士など)、文字数、その他寺院との付き合いの加減、ご先祖の戒名とのバランスなど考慮されるようです。

参考まで図.2をご覧ください。

 

 

図. 2宗派別に戒名のランクごとの戒名料の相場

小さなお葬式HPより引用

https://www.osohshiki.jp/column/article/96/

 

 

金額は飽くまでもご参考である事をご承知ください。

 

 

★肝心要(かんじんかなめ)なこと

お布施はご寺院にお伺いすることが第一歩です。ここを避けて通ってはいけないのです。

100万と言われたらどうしよう!!という怖さがあるのもよく判ります。聞いてしまうとその通り包まなければいけないという口惜しさもわかります。

ですがご寺院とて法外なことは言わない筈です。そこを信じてまずはお伺いしてください。結構仰っていただけます。

 

 

 

★「お気持ちだけで・・・」この言葉の捉え方

これでまた頭を抱えることになるでしょう。

そこでひるんではいけません。「相談する相手も、誰もいないので」「準備の都合があって」などと粘ってみてください。

それでもおっしゃらない場合、親戚、知人。最後に前出の中部地方平均値を頼っていただきたいと思います。

 

 

 

「家族葬のお布施は?」
基本的には家族葬も葬儀です。お布施に差異はないと思ってください。

家族葬の定義は明確ではないのですが、通夜、出棺、火葬、葬儀式というこの北信地方の流れで一般の葬儀と変わりなく執り行なうからです。

ただ通夜もなく出棺時に読経を頂戴して終わるケース(直葬)も増えては来ました。尚のこと菩提寺がある場合には躊躇せずお伺いしてみて下さい。

 

 

 

★ご葬儀以外のお布施

四十九日、一周忌、三回忌、七回忌などの法事。

祥月命日やお盆、お彼岸、開眼供養(お位牌、お墓などのお魂入れ)などの

読経の際のお布施があります。大体1万~5万ぐらいです。

こちらはご寺院もお答えいただける確率が高いのでやはりお伺いしてください。

 

 

 

★仏教以外では

キリスト教は10万~20万。神式は斎主が10万前後、副斎主が3万~5万が目安のようです。

お伺いすれば殆どお応えしてもらえると思います。

 

 

 

今月の推薦図書「自分らしい人生のしまい方」保坂 隆 三笠書房(文庫)

~著名人のエピソードなど交えながら「今を生きるヒント」がたくさんありました。

 

 

 

最後に。

コロナの影響もあり、家族葬や近親者のみの葬儀の形が多くなってきました。

これで良かったのだろうか・・と、お別れに悔いを残しませんようしっかりとサポートさせていただきます。

 

スムーズに行うためには、事前相談必須とお考えの方も増えております。

最寄りの会館にお越しいただくか、わたくし共でご指定の場所へご訪問させていただくことも可能です。勿論電話相談でも結構です。

まずはこちらまでご連絡をお願い致します。 0120-550-983

葬儀相談とおっしゃってください。

 

 

 

今回もコラムをお読みいただき誠にありがとうございます。

何より皆様方のご健勝、心よりお祈り申し上げます。

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