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【終活ブログ】ご法事の手ほどき

投稿日:2022/09/17コラム

さて皆様は「終活」という言葉、そろそろ耳に馴染んでいますでしょうか?

 

10年ほど前、会社のチラシを作製するとき「終活」は文字面(づら)があまりよくないと思い「修活」「周活」「秋活」「柊活」「舟活」など漢字の余り得意ではない小生が、色々意味を持たせて捻りだした言葉が「シュウカツ」です。

 

「周活」は輪廻転生を考えれば一周回ってまた生きる。という意味を持たせており、中でもお気に入りの「舟活」は、川を渡り「彼の岸」に行く舟を著しています。誰一人この案の賛同者がおらず全てお蔵入りとなったのですが・・

 

「終活」にいま一歩踏み込めない方々は、やはり「死」という未経験の得体のしれないものへの畏怖があるのではないでしょうか?実際私もそうでした。そんな背中を押してくれた言葉があります。

 

“死を恐れることは、自分が賢くもないのに、賢いと思うことと同じである”

~クラウディウス・古代ローマ皇帝

 

なるほど、愚かな私にはピタッと納得出来ました。

 

“生きるのも日常、死んでいくのも日常”

~樹木希林

 

毎日ご飯食べるのも、ちょっと一服コーヒー飲むのと同じ日常。その少し先に「死」があるだけなのですね。

 

 

 

それでは今回のテーマ「ご法事の手ほどき」のお話です。

 

法要法事の違いをご理解頂いている方はいらっしゃるでしょうか?「えっ?」とおっしゃる方が意外に多いです。

 

仏教でいう法要は宗教的な儀式だけを意味し、法事はその後の会食までを含んだ行事のことを言います。

 

つまり四十九日の法事とは、例えばお寺で法要のお経をあげ、お墓に行って納骨を済ませ葬儀会館で食事をする。

 

故人の追善供養を伴うこの一連の行事が「法事」なのです。神道では霊祭、キリストでは追悼ミサにあたります。

 

ただし法要は追善供養だけではなく、落慶法要~寺院などの新築、改築の祝い。

 

開眼法要~お墓、仏壇、お位牌の魂入れのお経などもあります。

 

 

★法事の準備と手順

 

 ①寺院と日取りの打合せ

~四十九日などは葬儀の終わったその日か、翌日に決まることもあります。

 

 ②規模と執り行い方

 ~お呼びするご親族範囲と法要場所、会食場所を順次決めていきます。

 

 ③法事案内状の発送

 ~ご案内状には日時、場所、出欠回答期限も入れておけば楽です。往復はがきではない場合、電話番号も入れて下さい。尚、会食の有無も明示しておくとご親族は助かります。お香典の中身に左右いたしますので・・

尚、出席者が少ないケースでは電話だけでのお知らせも増えてきています。

 

 ④お花、返礼品、会食などの打合せ

~お花は容器の返却のいらないものが便利です。返礼品はカタログギフト一辺倒を避けていただき、季節感のあるものが好意的に感じて貰えます。

会食はご葬儀時などで控えた場合なるべく開催したほうが宜しいと思います。葬儀と違い時間的な余裕があるので、可能なら故人の好きだった一品を添えてもらえると嬉しいですね。

14日前までにはすべてのことが決定していることが望ましいです。

 

 

 ⑤ドレスコード(服装の決定)

 ~三回忌までは礼服、略礼服が殆どです。最近ちらほら三回忌では平服と言う方も出てきました。肝心なことは喪主があらかじめ決めておく事です。

 

 ⑥黒位牌の準備(四十九法事)

 ~ご自宅にある白木の位牌は四十九の法事までに黒位牌に変えます。大体は寺院か葬儀社に手配を頼みます。宗派や住職により過去帳で良い場合もあります。

位牌は2週間ほどかかる場合もありますので早めに依頼したほうが無難です。

 

 

お布施

 葬儀、法事の悩み事では常にトップに位置しているお布施です。

内緒でお伝えしますと、ご法事の場合は3万~10万が相場です。

お墓建立時や仏壇、黒位牌の設営時は法事に合わせてお魂入れとも言われている、上記の開眼供養も行いますので多少上乗せになるでしょう。

お布施額は必ずご寺院に訪ねて下さい。葬儀時より答えていただけると思います。

 

 

★法事の挨拶

 この挨拶もご負担に感じる方が多いですね。葬儀時の定型文が〇〇の〇忌にお集まりいただき・・・となるだけです。コツは短く簡潔が一番です。

 ご心配ならインターネットでの検索や、葬儀社にひな形を依頼しても良いと思います。

 

まだまだお伝えしたいことは数多あるのですが、今回はこの辺で。

ちなみに写真は安楽院の料理です。ご参考まで。

 

 

法事は故人の追悼供養であると同時に集まる親族のコミュニケーションの場でもあります。

愚生の一族は、必ず手土産を親戚世帯分だけ持参し交換し合います。

多少面倒くさいのですが「おやき」を楽しみにしている従妹もいますのでやめるのも忍びないのです。

 

 

昨今、七回忌の依頼の数は激減しております。それが三回忌にも波及してきました。

高齢となれば、足腰の事情などで出席も叶わず、少子化も相まって法事どころか盆、正月も集まりづらくなりました。

勿論コロナの影響も大きいです。今一度解けかかっている絆をもう一度結び直すために、今度の正月こそ大いにうっぷん晴らしをしたいものです。

 

 

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先日、映画「プラン75」を見てきました。75歳になると自分で「死の選択」が出来るという近未来フィクションです。

https://happinet-phantom.com/plan75/

淡々と流れる描写にこの時代に生きることの難しさを痛感させられました。

 元々、倍賞千恵子さんという女優さんは大好きなので、その演技に魅入っていたのですが、ちょっと出ていた串田和美さん(松本市民芸術館総館長)の演技がピカイチでした。機会がございましたらご覧ください。

 

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 物価が高騰し始めています。コロナ助成金も絞られ、まだ一般中小企業では給与が上がることは想像しがたいです。一体いつまで耐えろと言うのか!そんな心境だと思います。

コロナによる目に見えないストレスもだいぶ蓄積されていらっしゃるでしょうが、本当にこれが最後の踏ん張りどころと思って、一緒にやり過ごしていきましょう。止まない雨はないのです。

 

 

皆様のご健康を祈念して。2022年9月何が何でも吉日!

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