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コラム

【終活ブログ】善光寺御開帳が始まります

2022/04/02コラム

善光寺御開帳が始まります

 

古くから「遠くとも一度は詣れ」と言われる長野市のランドマーク善光寺。

 

日本最古の仏像といわれる一光三尊阿弥陀如来を御本尊とし、創建以来約1400年の歴史を持つ民衆の心の拠り所です。

 

今年は待望の「善光寺前立本尊御開帳」が開催。

 

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、昨年の春の開催予定を延期していましたが、いよいよ令和4年の4月から幕を開けます。

 

今回は密を避け安全にご参拝いただくため、6月29日(水)まで期間を1カ月延長しての開催です。

 

 

 

善光寺御開帳とは

 

数え年で七年に一度、絶対秘仏である御本尊の御身代わり「前立本尊」を本堂にお迎えして行う一大行事です。

 

期間中は「前立本尊」の右手の中指をと「回向柱」を善の綱で結んであり、参拝客が回向柱に触れることで功徳が得られるといわれています。

 

与えられた命に感謝し、仏様とのご縁を結ぶこと。これも「終活」のひとつと言えるでしょう。

 

 

お薦めは御印文頂戴

 

落語『お血脈』で有名な善光寺の「御印文」。

 

本来は毎年1月に本堂内で行われる行事ですが、御開帳期間中も御印文を押し当てて頂けるようです。

 

御本尊のご分身の宝印「御印文」。それをお坊さんが頭の上に押し当ててくださる儀式が「御印文頂戴」です。

 

「極楽往生できる」と言われているこの行事。終活のひとつとしてトライしてみてはいかがでしょうか。

 

 

ちなみに、善光寺の宝印とは直径は10cm、重さ一判当たり約1kgの牛王宝印(ごおうほういん)、牛王噞印(ごおうけんいん)、往生決定(おうじょうけつじょう)の三判があります。

 

この印を布でくるみ頭に押し当てて頂く事が御印文頂戴なのです。

 

 

 

 

落語「お血脈」

 

有名な落語『お血脈(けちみゃく)』の中で御印文の効果に触れています。

 

 

ざっとあらすじです。

 

最近、地獄へ堕ちてくる人が減って不思議に思った閻魔大王。善光寺の御印文のせいだと知りました。

そこで地獄に堕ちていた大泥棒の石川五右衛門に「御印文」を盗ませます。

首尾よく御印文を盗みだした五右衛門。

そのご印文を持って見えを切り、額に押し当てました。

その途端、五右衛門は極楽に行ってしまった

 

・・・という笑い話しです。

 

このようなスーパーアイテムのご利益を得られるのが善光寺御開帳。

 

ご近所の方も、遠方の方も、これを機会にぜひ足をお運びください。

 

※新型コロナウィルスの拡大で、長野地域に緊急事態宣言または、まん延防止等重点措置が出された場合、御印文頂戴は停止となります。あらかじめご了承ください。

 

こちらもご確認ください。

混雑予想カレンダー

 

 

ここでPRです。

安楽院と同じNikkoグループの「裾花峡天然温泉宿うるおい館」では、開湯20周年を記念して御開帳期間中にキャンペーンを開催します。

 

善光寺から車で約7分のうるおい館。参拝のあとは天然温泉でお寛ぎくださいね。

こちらもぜひご覧ください。https://uruoikan.com/news/gokaicho_20/

 

 

※写真提供:善光寺事務局

【終活ブログ】お彼岸~悟りの世界のトビラを開ける~

2022/03/12コラム

うやく、ようやく、春が来ます。今年はなぜこんなに春が待ち遠しいのでしょう?

 

ひとつはラニーニャ現象。

西太平洋地域で海水温が上昇すると、日本では夏は暑くなり冬は寒くなるという訳で今冬は長く寒い日が続き、雪掻きで足腰を痛めた人も多くいらっしゃると思います。

 

もう一つはコロナウィルス。

このウィルスも冬に流行するので、世界中に蔓延しているオミクロンは変異株が発生してしまい、今日現在、日本はまだ第6波から抜けきれないでいます。

 

しかし明けない冬はない!明けないコロナもない!

 

 

 

さて皆さんは、どんなことで春を感じますか?

食べ物? 花? 風景?

ふきのとう、タラの芽、春ガツオ、雛祭りの桜餅、タケノコ汁。わたくしはもっぱら食べ物ばかりです。

花と言えば福寿草、梅、そして桜。象徴的なのは桜前線ですが、信州においては桜の咲く前に春のお彼岸が先にやってきます。

 

 

 

そこで今回のテーマは“お彼岸~悟りの世界のトビラを開ける”です。

お正月やクリスマスのように、お彼岸が待ち遠しいという方はあまり聞いたことがありませんが、国民の祝日にもなっていますので、仏教行事の中ではお盆の次に知られています。

皆さんもお団子を召し上がったり、お墓参りをした経験はあるのではないでしょうか。そして今年は春も秋も3連休がらみになるのですよ。良かったですね!(^^)!

 

 

実はこのお彼岸。「終活」とふか~い関わりがあります。

突然ですが、ここで『お彼岸もの知りクイズ』です。

 

Q.①:お彼岸は何日間あるでしょう?

 

Q.②:お彼岸の中日の祝日をなんの日と言う?

 

Q.③:お彼岸に食べるあんこでくるんだ餅をなんと言う?

 

Q.④:お彼岸はいつから始まった?

 

Q.⑤:彼岸の対義語は?

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

 

③までは、ほくそ笑みながら答えた方も多いと思います。

④⑤をお答えの方はお彼岸マイスターに認定いたします!

 

 

 

答え合わせです。

 

①期間は春7日、秋も7日なので計14日間です。

 

②そうですね、それぞれ春分の日、秋分の日です。

なぜ年に2回あるのでしょう?この両日は太陽が真東から上り真西に沈むのだそうです。

そして昼と夜の長さも一緒です。仏教の西方浄土という考え方からこの日になったようです。

 

③おはぎと答えた方、ぼたもちと答えた方、どちらも正解です!ですが、厳密にいえば春に咲く花「牡丹餅」秋に咲く花「お萩」。

 

ここまでお答えの方はお彼岸上級者試験合格です。!(^^)!

 

④は806年。なんと平安時代に始まりました。

 

⑤彼岸を訓読みすると彼の岸(かのきし~彼方の岸の意)その対義語なので

かのきしに対してこのきし(此の岸)彼岸⇔此岸(しがん)が正解です。

 

川を挟んで向こう側が彼岸(仏の世界=悟りの世界)。

こちら側が此岸(俗世間・煩悩の世界)なのであります。下図をご覧ください。

 

 

※わたくし共の家族葬ホール「SHION(しおん)」は紫苑(しおん)と言うお花が由来であり、その花言葉は「追憶。はるか彼方のひとを思う」とあります。

つまり彼岸、ご浄土に行かれた仏様のことを思うという意味が込められています。

下の写真は「SIHON大豆島」です。

https://anrakuin.net/branch/s_mamejima/

 

 

 

ここで三途の川が出てきました。

 

わたし達は単純にあの世とこの世で理解していましたが、実際の意味は上記のような深い意味があるのです。

 

わたし達は・・いえ失礼しました。わたしと、わたしと同様の方々は、百八つの煩悩を抱えて生きているので、悟りの世界である彼岸へは簡単には行けません。

 

三途の川をいつまでも泳いでいてあちらの岸に上がれないのであります。

 

 

 

 

じゃあどうすればいいの?

 

この世で煩悩を少しでも捨て去るしかないのです。特に三大煩悩と言われる「欲・怒り・愚痴」です。年を重ねていけば出来なくもないと思うのですが・・・。

 

ただ煩悩が全て「悪」という訳ではなく、欲求もほどほどであれば自己成長にも繋がるのですが、度が過ぎると自分をコントロールできなくなり、人を傷つけたりするのです。

 

それはある北方の独裁者でもあり、翻ってわたくし自身の物欲です。確かにお金がたくさんあっても幸せになれないんじゃないか?という事が分かり始めてきました。まさに「過ぎたるは及ばざるごとし」ですね。

 

他人ごとではなく強い自戒をもって暮らしたいと思います。

 

 

 

実はこのお彼岸の7日間と言うのは本来修行の期間らしいのです。

 

心穏やかに祖先を思い、粗食をしながら数々の煩悩を捨て去る修行です。

 

捨て去る、つまり断捨離。という意味では終活の第一歩に繋がっていくのです。

 

物欲で集めたものや想い出の品々。本人にとっては大事なものでも家族や他者には残されても処分に困るものばかりだと思います。

 

だから今のうちに処分をするか必要な方々にお分けするのが一番でしょう。わたくしも少しずつその活動が出来ています。

 

先日、新しい健康保険証(カード)が来て臓器提供欄に記入し家族のサインも貰いました。お世話になったこの身体を少しでも良い状態で使っていただく為にも、日頃の節制に励んでいきたいと思います。

 

 

ここで推薦図書一冊とメッセージ

☆養老孟司の「死の壁」タイトルは生々しいのですが非常に分かり易い本です。

☆「メルケル(前ドイツ首相)さんのコロナ演説」とインターネットに入力して開いて読んでみて下さい。心が洗われる思いがします。

 

最後にお知らせです。

最後にわたくし事ですが、墓じまいを検討しています。実家が遠く管理もままならず、両親のお骨を長野に移す予定です。お盆やお彼岸に近くで墓参り出来る方が羨ましいのです。

 

弊グループではお墓の傷みや汚れが気になる方に「墓石クリーニング」を始めます。

ただ洗浄するだけでなくコーテイング塗料を使った本格的なクリーニングです。結構きれいになります。

 

5月下旬に発行されるブライト信州の会報誌「だんらん」に、詳細のお知らせが同封されます。ぜひご覧ください。

 

 

 

 

お彼岸の頃は季節の変わり目です。

彼岸そば、彼岸うどんを食べる地域があるそうな。

 

 

皆様も消化の良いものを召し上がり、特に今年も風邪をひかぬよう充分にお身体ご自愛いただきたいと思います。

【特別コラム】誰も置き去りにしない社会

2020/08/29コラム

人間にとって本当に大切なことは、互いを思いやる心です。

SDGs(持続可能な開発目標)では、2030年までに達成すべき17の目標を達成し、「誰も置き去りにしない」社会をつくることをゴールに掲げている。新型コロナウイルスを通して私たちは、本当に向き合うべき問題に今まさに、直面しているのかもしれないのです。

差別やいじめ、人権侵害などは他人事ではなく自分事として捉えるべき。

誰しも自分と家族だけでは生きていくことはできません。このコロナ問題をきっかけに、それぞれが社会とどう向き合い、お互いを大切にしながらどう生きていくかを痛切に感じています。特に子どもたちには、『差別やいじめは絶対にいけないことだ』と学ばせ、成長していってほしいと思いますし、そのためには大人がお手本を見せなければいけません。

その大人が自粛の強要や、医療従事者の家族である子供に対して「学校に来てはいけない・・・これは差別ではなく他の人達に迷惑だから」と平然と言い放っています。

実際、国際社会を見ても、弱い立場にいる人々が偏見や差別、いじめの対象になりやすい。難民、先住民、外国人、女性、障碍者。そしてコロナ感染者とその周辺。

日本の『コロナ差別』は世界で起こっている差別と無関係ではありません。正しい理解と正しいメッセージを皆が発信することで、弱い立場の人々の助けになることができるのです。SNSのまことしやかで不確かな煽動に目を奪われてはいけないのです。

日本では「自粛警察」「東京差別」という言葉があります。 例えば感染者ゼロだった岩手県の地元紙『岩手日報』には、緊急事態宣言下に故郷の岩手で営まれた父親の葬儀のために東京から帰省したところ、親族から「万が一、おまえがウイルスを岩手に持ち込んで感染が広がったら、自分たちはここに住めなくなる」と懇願され、参列を諦めたというエピソードが掲載されました。

また、つい先日青森市での事。

東京都内からお盆帰省した方の家の玄関先にメモが投げ込まれ、

「なぜ帰ってきたのですか!非常識です。近所には年寄りも子供も大勢います。はっきり言って迷惑です。さっさと帰ってください!」

その方は帰郷に苦慮しましたがPCR検査を自費で受け陰性となり、墓参を決めたのです。罹患したわけでもなく感染多発地域から帰省しただけで、この様になります。

関東近県、愛知、大阪など多発地域から地方に往来すれば同じことが起こっているのでしょう。

 

 

この様な差別をする人たちは、感染した人が一定期間入院し、陰性となり退院したとしても、同じような差別を繰り返す可能性が高いのです。もし自分が逆の立場になったとしたら・・親の葬式にも出席できない、或いは子供の婚礼にも。更には会社にも、

学校にも・・行けなくなるのです。収入もなくなり生きてもいけなくなる・・

 

感染の危険と隣り合わせでウイルスと戦う医療従事者だけでなく、感染症の危険を背負いながら仕事をしている人は大勢います。わたし達もそうです。

そういう従事者を「エッセンシャルワーカー」と言うのだそうです。

暮らしの中で無くてはならない仕事。医療に限らず、介護、バス、鉄道、スーパー、タクシー、宿泊施設、冠婚葬祭などなど。社会に果たす役割と同時に仕事をして生活しなければならないのです。

 

感染者やその家族、或いは感染多発地域に住んでいる人を「迷惑」「危険」「リスク」と決めつけている人は、それでも暮らして行かなければいけない人々の窮状など知る由もないのでしょう。それぞれの事情を思いやる優しさはわたし達にはあるはずです。

 

WITHコロナ。

インフルエンザと同じように、ワクチンが開発され接種してもまた罹患します。コロナもインフルエンザも常に身近な所にいて、それぞれ対処しながら生活していくことになるのでしょう。

最後に山中伸弥教授の言葉を引用させて頂きます。

「私たちは普段、社会、周囲に守られて仕事したり、色んなことを楽しんだりすることができています。今まさに私たちが社会を守る時です。」

 

令和2年8月某日  ブライト信州株式会社 広報部