投稿日:2018/01/16新着情報
「シリーズ 知っておきたい葬儀の疑問」
本シリーズでは、なかなか改まって聞けない葬儀に関するお悩みや知識のご紹介を致します。
以後も継続してのご紹介をさせて頂きたく存じます。
第2回 葬儀・密葬の行い方
さて、皆様は葬儀のやり方をどれくらいご存知でしょうか?
いざご葬儀となると、その流れについては地域柄やご親族様の主張によっても、多少左右されるかとは思われます。戸惑う事も多いかと思いますが、その中でもご家族様に一番ご納得のいく方法を選んでいただければ、故人様も喜んで下さるのではないでしょうか。
大別すると以下の3つです。
①葬儀(一般葬・社葬・合同葬・団体葬など)…参列者(会葬者)がお越しになり、家族・親族以外の関係者も焼香を行います。
②密葬(家族葬など)…家族や親族だけで葬儀を済ませ、場合により後日お別れ会も行うことがあります。
③直葬(火葬式)…お通夜・納棺・出棺のみで火葬で終了となり、葬儀式は行わない方法です。お通夜をしないケースもあります。
〈葬儀式の流れ〉
Ⅰ 北信地域の骨葬
宗教者(菩提寺のお寺様)を呼んで、【お通夜→納棺→出棺→荼毘(火葬)→葬儀→お斎(精進落とし)】
こちらが北信地域の皆様には最も馴染み深い流れかと思われます。
Ⅱ 都会型葬儀(東京などでは一般的)
宗教者(菩提寺のお寺様)を呼んで、【お通夜→納棺→葬儀→出棺→荼毘(火葬)→お斎(精進落とし)】
キリスト教の葬儀もこの形式が多いです。
Ⅲ 自由葬(無宗教葬)
音楽・趣味などを見聞きして頂き、お別れをする葬儀です。
この形式では、お焼香ではなく献花にてお別れをする事が多い様です。宗派に囚われず、故人の要望などを汲んで行われます。
ピアノなどの楽器演奏をする音楽葬や、祭壇などにキャンドルを灯すキャンドル葬などがあります。その他様々な例があります。
Ⅳ 直葬(火葬式)
お通夜→納棺→出棺→荼毘(火葬)
葬儀・お斎なしのシンプルなやり方です。
更に事情がありやむを得ない場合などは、宗教者を呼ばず 【納棺・出棺→火葬】で終了します。真っ直ぐに葬る(ほうむる)という本来の直葬の意味でもあります。
上記の様に、色々な葬儀の行い方がありますが、出来ればじっくりと腰を据えて考えて頂ければと思います。
現在では、シンプルな葬儀が増えてきている事も事実です。ただ、故人を送る上で、ご家族の皆様に「しっかりと悔いのないお別れを」をして頂く事も、わたくし共の役目と感じております。
出来れば、ご家族で葬儀社などへの事前相談をして頂く事をお勧め致します。それが「思いが叶う」お別れになるのだと思います。