安楽院は長野県北信地域の葬儀・法事に365日24時間対応致します。

ブライト信州

供花・お供物申込み
お急ぎの方はこちら お急ぎの方はこちら 資料請求 事前相談申込み

安心の365日24時間対応 フリーダイヤル0120-550-983安心の365日24時間対応 フリーダイヤル0120-550-983

コラム

【終活ブログ】生きがいを持つ。趣味を楽しむ。

2019/03/29コラム

 

 

先日、話題の映画「運び屋」を見ました。監督・主演は今年88歳になるクリント・イーストウッドです。

 

彼が演じたのは90歳の男性。ひょんなことから「運び屋」という犯罪に絡んだ仕事を引き受けるお話しでした。

 

 

 

じつはこの主人公、かつてユリ栽培の仕事で大成功を収めています。しかしその結果、家族との関係が二の次になりました。

 

「ユリの品評会を優先して娘の結婚式も出ない」なんてシーンも。好きなことに夢中になりすぎるのも問題ですね。

 

 

 

しかしながら私の目からは、イーストウッドが演じる主人公が愛らしく魅力的に見えました。

 

さらに88歳になっても、映画を撮り続けるイーストウッドの情熱も素晴らしいです。夢中になる「生きがい」があると年齢は関係ないですね。

 

 

さて第一回目で触れましたが、身体が動けるうちに様々なことを行うことが「終活」です。

 

「あちこち旅行に行く」「美味しいものを食べる」など、大いにお薦めいたします。

 

旅行、グルメ、音楽や映画鑑賞、スポーツ観戦、ウォーキング、登山などなど。趣味や生きがいとして、楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

話しは変わりますが、我が長野県。意外かもしれませんが、博物館の数が全国で一番多いのです。(2位は島根県、3位は福井県)

 

長野県には2016年の調査で215件の博物館があるそうです。

 

私が住んでいる長野市には、川中島古戦場に「長野市博物館」があります。市民にはおなじみですね。ここはプラネタリウムがお薦めです。

 

もし特定の趣味がない方がいれば、「博物館巡り」も楽しいと思いますよ。長野は最高の環境です。

 

(写真提供:長野県観光機構)

 

 

 

 

さらに長野県は美術館も多いです。こちらは同じ調査で全国2位。(1位は山梨県、2位は島根県)自然豊富なリゾート地に、美術館は相性が良いのでしょうね。

 

ひとつご紹介します。

長野の北信エリアにある「志賀高原ロマン美術館(山ノ内町)」は建物も印象的で、定期的に展覧会も開催しています。

湯田中温泉も近いですよ。ドライブしながら楽しめるスポットです。

(写真提供:長野県観光機構)

 

 

 

生きがいになる趣味があれば、心にも身体にもメリットがあります。イーストウッドに負けずに、人生を大いに楽しみましょう。     (F・T 記)

【終活ブログ】尊厳死について

2019/03/22コラム

終活~「やがて訪れる人生の終末をどのように過ごすか・・

       どのように締めくくるかを自分で決めること」

 

 

いろんな言葉を見聞きし、自分なりに考えもしましたが現状では

上記の言葉でわたくしは腑に落ちています。

 

終活にもいろんな考え方もあり“成る程そうだったのか⁉”

と合点するまでいかないことも、終活行動とならない要因かも知れません。

 

皆様はこれまでの終活ブログをほぼお読みいただけていると考え、漠然とでも自身の終活の方向を見出していただけていれば有難いのですが・・。

 

さて、あとはいつ行動するかですね。

60歳代ではなかなか始められず、70歳を過ぎてからぼちぼちという方が多いよです。

ご存知かも知れませんが結構芸能人も終活をしている方が少なくないのです。

 

★中尾 彬(俳優・終活夫婦という本を出版)

★夏木マリ(歌手、女優)

★久米 宏(アナウンサー)

★高橋英樹(俳優)

★泉ピン子(女優)

★有賀さつき(元アナウンサー・故人)などなど。

 

思い起こせば最近では芸能人やスポーツ選手などが、結構マスメディアにご自分の病気を公表され、その病と向き合いながら死と生を見つめているのではないかと思います。

 

 

記憶に新しいのは、樹木希林さん(故人)ではないでしょうか。

 

彼女は数年前自身が、がんであることを公表し仕事を続けておられました。

オモテには出ていませんが恐らく痛みや葛藤があったに違いありません。

しかしきっと満足して逝去されたのではないかと勝手ながら想像しています。

 

それは終活と言うものを彼女なりに実行し「生き方、死に方」を全うされ、ご自分の人生を締めくくったたように思えるからです。

 

彼女は「尊厳死」を表明していたのでしょうか?

 

 

さてここから本題の今回のテーマ「尊厳死」についてです。

まずは尊厳死と安楽死の違いをご説明します.

 

尊厳死とは

~末期の症状となり、治る見込みを絶たれた患者が、生命維持装置などの延命治療をせず、自然な死を迎える選択をすることです。~

安楽死とは

~肉体的、精神的な苦痛から解放する為に死を選択すること。人為的に死を早めることになります。

 

 

比して言うと、

「寿命を延ばさないのが尊厳死」

「寿命を縮めるのが安楽死」

ということになります。

 

何れも本人の意思確認と家族の同意が大前提なのですが、その基準が統一されたものもなく医療機関によって対応がまちまちなのです。

 

日本では安楽死や、或いは尊厳死でさえも法制化されておらず、患者やその家族が望んでも簡単には対応できないのが実情です。

 

そして過去の安楽死裁判では実行した医師に何れも、執行猶予のついた有罪判決が出ています。

また尊厳死については警察により事件化されることが多いのですが全て不起訴処分にはなっています。

 

 

 

私事ですが今から37年前、母親が末期がんで他界しました。

余命1年ぐらいとの宣告でした。

当時、未承認薬の丸山ワクチンのブームがありわたくしも何とか母親に投与をと願い出たのですが担当医師からは拒否をされました。しかし抗がん剤の副作用で苦しむ母を見かねて、それならせめて抗がん剤の投与をやめて鎮痛剤のみにして欲しいと懇願したのですが、これも叶わずでしたので、ワクチンを投与してもらえる病院を見つけて転院の準備をしていましたが宣告から3か月後、あっという間に旅立ちました。

 

今考えればわたくしは母の尊厳死を望んでいた訳です。

 

もし母が尊厳死を望む明確な意思表示があったとすれば・・当時はそれでも難しかったと思います。しかし現代ではその願いが叶うかもしれない時代がようやく来ているのかも知れません。少しでも早く国が中心となって明確な基準を作りをしていただく事を願うばかりです。

 

そんなわけで、以下はわたくしなりに様々な文献を読んで作った尊厳死の表明です。

————————————————————————-

 

≪尊厳死の表明書≫

わたくしは、わたくしの傷病が不治の病のものであり、

また死が迫っている場合に備えてわたくしの家族、親族並びに医療に携わっている皆様に次の要望を表明いたします。

この表明書はわたくしの精神が健全な状態にあるときに書いたものに相違ありません。

従ってわたくし自身が破棄するか、撤回する文書を作成しない限り有効となります。

 

1.わたくしの傷病が既に死期が迫っていると診断された場合には、死期を延ばすための延命処置は一切拒否を致します。ただし苦痛緩和の処置はお願い致します。それによって死期が早まっても全く異存ありません。

 

2.わたくしが植物状態になった時は、なるべく早い段階で(1か月以内)生命維持装置は中止してください。

 

3.わたくしは臓器提供の登録をしています。移植が準備できるまでの延命措置は行ってください。長期になる場合でも2か月以内での判断をお願いします。

 

以上、わたくしのこの表明書にご理解ご協力をいただいた方々に心より深謝申し上げます。

また関わっていただいた皆様の行為には、一切責任がないことも明確に附記させていただきます。

ありがとうございました。わたくしに悔いはございません。

 

氏名          印       年   月   日 生
住所

 

————————————————————————-

 

以上となりました。わたくしは既に署名をし、エンディングノートに挟んで引き出しに入れ家族にも伝えてあります。

 

尊厳死協会にはフォーマットもあるようです。

登録して協会にサポートしてもらうのも良いかもしれません。

http://www.songenshi-kyokai.com/(日本尊厳死協会_公式HP)

 

 

 

東京都の公立福生病院が今まさしくこの問題で揺れています。

どうしても病院側へ批判的な過剰報道が目立ちますが、尊厳死肯定派のわたくしとしては、医療側の対応が後退しないかとても心配しています。

前出したように国の方で明確な基準がない為に、善か悪かだけの上っ面な報道になってしまうのです。

どうか安倍さん、進次郎さんでもいいですから真剣に議論し法制化をしていただく事を切に願います。

2019年3月23日   M.S  記

【終活ブログ】終活と仕事のおはなし

2019/02/23コラム

 

安楽院の終活ブログは今回で10回目という節目の回となりました。

どうも、終活ブログ編集担当Mです。

 

 

 

少し前の新聞記事になりますが、日本の人手不足が2030年には644万人に達するという調査結果が掲載されていました。

これは千葉県の人口(626万人)を上回る数字です。

 

この問題を打開するため、子育てに一区切りの付いた女性の社会復帰や、外国人労働者の確保、AI(人工知能)による技術革新など、様々な施策が試みられていますね。

 

 

そんな中、ひと際期待されているのがシニア人材の活躍です。

 

 

65歳以上のシニアは今や日本人の4人に1人と言われ、

総務省の調べによると、2017年のシニアの就業者数は807万人と過去最高を記録したそうです。

 

65歳以上の人口に占める就業率で見てみると、

男性は31.8%女性は16.3%で、いずれも6年連続で上昇しているとか。

 

 

さてさて、今後の活躍が期待されるシニア人材ですが、そもそも働く理由は何か?

そして今回のテーマである“終活と仕事”について、ここから本編です。

 

 

 

 

65歳以上を対象とした「働く理由の調査」が2017年に行われました。

その中で64.2%が「収入が欲しい」59.2%の方が「健康維持のため」と回答していました。

以下「社会との接点が欲しい」「仕事をする事が好き」「知識や経験を伝えたい」「目標がある」などなど理由は様々です。

 

事情は人によってさまざまですが、「経済的な理由」のみで働くのではなく、

働きながら人生を楽しめたら尚良いですよね。

 

 

そこで、「定年後に楽しく働き、生きがいを感じて暮らす」為にはどの様な準備が必要になるか、いくつかご紹介します。

 

 

1.これからの人生をイメージする

 

暮らす場所、仕事、いつまで続けたいかなど、よく考えてみましょう。

より具体的な方が後々のやる気にも繋がるので、この段階で目標を明確にすることがポイントです。

 

例えば、

「70歳まで働いて、田舎で悠々自適な生活をしたい」

「貯金が○○円に達したら○○をして余生を過ごしたい」

「孫が成人するまでは」

などなど。自分の興味のある事、打ち込んでみたい趣味など、色々考えてみてください。

 

 

 

 

2.仕事人としての自分自身を棚卸しする

 

自分自身のスキル、人脈などを振り返り「自分は何ができる人間なのか」もう一度見つめ直すのも良いでしょう。

 

現役で働いている方は今の仕事を続けていくのか、新しく別の仕事を始めるのか、

既に退職されている場合はどんな分野で働きたいかなど。

自分自身の希望する将来の姿と、仕事人としての自分の能力を比較して方向性を定めましょう。

 

 

 

 

3.仕事のロードマップを作る

 

60代以降に働くという事を考えた場合、社会人になってから今日まで積み上げてきた時間より、

ここから先の就業年数の方が短くなる事は明らかです。

 

時間は有限ですので、あまり寄り道はしていられません。

1年後、3年後、5年後、10年後と、なるべく細かい期間で仕事の目標設定(ロードマップ作り)を行いましょう。

 

 

 

さて、ここまで来れば、一通りの方向性と目標が見えてきているはずです。

あとは目標に向かって進むだけ。

 

ちなみに長野県には、公益社団法人長野県シルバー人材センター連合会があり、シニアの就労支援を行っています。

働きたい意志はあるのだけれど、具体的な仕事をイメージできない等、お困りの場合はここへ相談するのも良いかもしれません。

http://www.naganoren-sjc.com(公益社団法人長野県シルバー人材センター連合会)

 

 

 

 

 

人生100年時代と呼ばれる今、シニアでも働くことで生き生きと活力に満ちて日々を過ごせるという考えも広まってきています。

また、家にこもっているだけでなく、仕事を通して人と接することで、脳の活性化など健康面でも良い影響が期待できそうですね。

 

 

「元気が無ければ終活はできない」とも言われます。

そういう意味では、“終活と仕事”は密接な関係にあるのかもしれません。

この記事をお読みいただいた皆さんも、人生100年時代に備えて自分自身の終活と仕事について見直してみてはいかがでしょうか。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

次回の安楽院終活ブログのテーマは「誰にでも起こり得る“突然死”への備え」についてお届けします。